TOEICの各パートには、伸びにくくなる段階があります。
この記事でわかること:
・リスニング、リーディングそれぞれの頭打ちのケース
・頭打ちの対策
個人差がありますが、例えば、
リスニングが頭打ちのケースとして、
TOEIC専門のリスニング学習に偏重して、ネイティブの幼児がマスターしているような日常会話のリスニング練習が不足している可能性があります。
ネイティブが毎日何回も話す表現は、実はネイティブも気づかない間に発音の一部が省略されたり、異様に速く発音されたりしています。
それに我々日本人が慣れるためには、リスニングCDではもはや対応できません。
十分な負荷を期待できるネイティブ同士の会話を含む題材を有効活用し、我々に圧倒的に不足している、「高速で話される日常会話」の経験値を上げて行くことがおすすめです。(ただ、アメリカドラマなどから効果を得るためには、使い方に注意が必要です。別の記事で今後紹介していきます。)
リーディングが頭打ちのケースとして、
英文が読めるようになって来たのに、全体の文脈を問う問題に対応しきれていない、などのケースがあります。
これは、知識が
①「運用できる力として定着」しているかどうかと
②「文章を一塊の情報として俯瞰的に処理出来ているか」に関係しています。
①「運用できる力としての定着」は新しい知識が複数や運用を通して複数回思い出される事(運用を意識した復習)で解決していきます。
②は記事が誰に向けて、どういう目的で書かれているのか、読み始めから強く意識し、仮説を立てて読み進める事などで解決していきます。